「やらずにはすまされないこと」と「やらずにはいられないこと」

どちらにどれだけの時間とエネルギーを注げるかが人生を分ける

人生には、三つの事柄がある。やらずにはすまされないこと、やらずにはいられないこと、そしてどうでもよいことの三つである。

「やらずにはすまされないこと」は効率化して片付ける

日々の生活の中には、やらずにはすまされないことがたくさんある。学校に行くことや、会社に行くこと。家事をすることや身だしなみを整えること。人によって違うところもあるが、大部分は多くの人にとって似たようなルーチンワークである。

そのようなある種義務的な事柄は、できるだけ効率化して規則正しく片付けていくとよい。仕組みや道具を使って、できるだけ楽に簡単に、そして確実に実行できるようなルーチンを整備していくのが一番だ。

そしてできればほぼ自動で動く仕組みにしてしまえば言うことはない。また、外注化することや、思い切って放棄してしまうことさえも、つねに選択肢に加えておこう。

「やらずにはいられない」ことに時間とエネルギーを注ぐ

一方で、人生には自ら進んで喜んでやらずにはいられないこともある。ある人にとっては仕事かもしれないし、別の人にとっては趣味かもしれない。あるいは、家族と過ごすことかもしれないし、旅に出ることかもしれない。そして、それは人それぞれに一つというわけでなく、いくつもあることが普通だろう。

ここにどれだけの時間とエネルギーを割り当てることができるかが、人生の幸福を左右する大きなカギとなる。

「どうでもよいこと」を見極め、遠ざける

そして、世の中の大部分を占めているのが、どうでもよいことである。これを見極め、それから遠ざかることで、やらなければすまされないことに取り組む時間と、やらずにはいられないことのために割く時間を確保することができるようになるだろう。

たとえば、家にいるときには習慣的にテレビをつけっぱなしにしているために、見るとはなしにテレビを見続けている人がいるかもしれない。とくに面白いとも感じていないのに、惰性で買い続けている雑誌があるかもしれない。みんながやっているからということで、とくに興味があるわけでもないのに続けている娯楽はないだろうか。

「やらずにはすまされないこと」を「やらずにはいられないこと」に変えてゆく

それらのことは、あなたがやらずにはいられないと感じていることを犠牲にしてまで時間やエネルギーを投入すべき事柄だろうか。「ひまつぶし」をするくらいなら、もっと幸福や満足を感じられることに時間を振り向けた方がよいのではないだろうか。

そして、やらずにはすまされないことだと多くの人が思い込んでいる勉強や仕事を、やらずにはいられないこととして位置付けていくことができるような人生の選択をして行くことができれば、さらに日々は豊かになってゆくだろう。

好きなことを仕事にする、仕事を好きになる。そういったやり方だ。


どうでもよいことを遠ざけ、やらずにはすまされないことを飼い慣らし、そしてやらずにはいられないことを人生の友として生きていこう。