人類って凄いと思いませんか?

100年で世界は大きく変わる、変えられる

私の人生を2倍すれば100年になる

50年生きてきて改めて感じるのは、人類って凄いなということである。

私がこれまで生きてきた時間を2倍すれば100年。なんか手を伸ばせば届きそうな、背伸びをすれば見えそうな感じがする。

100年前の1917年といえば、世界では第一次世界大戦とロシア革命の時代。日本ではまだ大正六年だ。その後、関東大震災、日中戦争、大東亜戦争、第二次世界大戦が起こり、日本は戦争に負けて焼け野原になったが、そこから信じられないスピードで復興した。

この100年で人類が成し遂げたことの一例

20億人もいなかった人類は、70億人を超えるまでに増えた。

コンピューターとロケットを発明し、人間を月にまで送り届けた。

交換手に繋いでもらっていた電話は、今や携帯電話になり、日本では人口の数よりも携帯電話回線の数の方が多くなった。

50歳にも達していなかった日本の男性の平均寿命は、80歳を超えるまで伸びた。なんと、30年も長生きするようになったということになる。

選挙権すら与えられていなかった日本の女性が、選挙権と参政権を得た。

30年足らずの短い間に二つの世界大戦を起こしたにも関わらず、少なくともその後70年以上に渡って世界規模の戦争は起こしていない。

100年で世界は大きく変わる、変えられる

もちろん、悲劇や惨劇もたくさんあったが、私の人生を2倍にしたくらいの時間の中で、人類は途方もないくらい多くのことを成し遂げてきた。そして、われわれの社会や生活様式、そして生き方や働き方も大きく様変わりした。

さらにもう4倍くらい背伸びをして過去の歴史を眺めてみれば、そこは西暦1600年だ。関ヶ原の合戦くらいの昔にまで手を伸ばせることになる。ちょんまげを結った武士や足軽どうしが殺し合い国を奪い合っていた時代から、わずか400年程度でわれわれの生きるこの21世紀の社会にたどり着いたことになる。それくらいの時間で、これだけの変化を起こせるものなんだなと心から感動する。

人類の未来は明るいが、そのための条件はある

私は人類の力の凄さに驚かされるとともに、人類の力が向けられている方向性の正しさを基本的には信じている。その意味で私は人類の未来を楽観している。いろんな問題が起こったとしても、きっとわれわれはそれらを乗り越え、新たな社会を築いていけるだろう。

ただし、そのためには条件がある。「他の誰かがやってくれるだろうから、自分は楽をして何もしなくても良い」とみなが思い始め、全員が他人の努力や貢献を当てにするだけのフリーライダー(タダ乗り)になってしまった瞬間に、人類の歴史はそこで終わってしまうだろう。


「他の誰かのためにも、自分がやる」と思える、利己心と利他心をバランスよく併せ持った人たちが大半を占める人類の一員であることをありがたく思うし、誇りに思いたい。