女の敵は女らしい

男の敵は男らしさ

ヒラリー・クリントンを支持していたマドンナが、大統領選でヒラリーがトランプに負けた理由について次のように語っている。(マドンナさん「女性は女性が嫌い」トランプ次期大統領選出で:時事ドットコム

インタビューでマドンナさんは、「女性は女性が嫌い。そういうことだと思う」と主張。「女性には本質的に同性の人間を応援しないところがある。それはすごく残念。男性は同性同士でかばい合うけど、女性がかばうのはパートナーの男性と子ども」「女性は内側に向かうけど、男性はもっと外側に目を向ける。その多くの原因はねたみと、自分の仲間の一人が国のかじ取りを行うことを受け入れるという同性としての能力が欠けていることにある」と語っている。

どうやら、古今東西、女性の敵は女性らしい。

マッチョで俺様タイプなトランプ大統領

また、同じ記事で、マドンナは次のように発言している。

マドンナさんはまた、トランプ次期大統領について「非常にフレンドリーだし、自慢好きでマッチョで俺様タイプという意味ではカリスマ性がある」ことを認める一方で、「この世の中にはそういうタイプの人が存在する。それは別に構わない。でも、そういう人が国の代表になることはあり得ない」とも述べている。

トランプ大統領は、「男というものは自分に自信があり、マッチョで俺様で、ケンカに強くなければならない」というジャイアン教の信者のように見える。そういう目で見てみると、「オレのものはオレのもの、お前のものはオレのもの」というジャイアンの信念そっくりな言動がそこかしこに見られる。

ジャイアン的な生き方を強制されてきた男子たち

日本語でも、「女々しい」というのは「いくじがない、思いきりが悪いなど、男としてふさわしくない」(スーパー大辞林)という意味で、男を侮辱するときに使われる。

昔から男の子は「男らしくあれ」と、ある種ジャイアン的な生き方を強制されてきたように思える。そのステレオタイプな男子像によって、男も女も結構息苦しい生き方を強いられてきたのではないだろうか。

意外とトランプ大統領自身も、「男らしさ」に押しつぶされて本来の自分を見失い、弱いところを見せられなくなっている哀れな人間のひとりなのかもしれない。


女の敵は女らしい。

男の敵は男らしさ。